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Archive for July, 2005

無責任な一言

Monday, July 11th, 2005

 経験したこともないことをさも自分が経験したかのように話す方がいます。仮に経験していたとしても、たまたま運が良かっただけであって、すべてに同じことがいえることなどそうそうあり得ないのですから。困ったことにフィラリアを予防していない方が一言“フィラリアなんか予防しなくたって平気だよ!現にうちのは予防してなくても元気なんだから・・・”なんて話を鵜呑みにされてしまうと大変なことです。フィラリアはもとよりパルボやジシテンパーなどのウイルス病も少なくはなりましたが、やはり予防があってのものです。“あの人が大丈夫だといっていたから・・・”と泣き言を言ってもその“あの人”も責任は取ってくれませんし、辛いのは病気にかかってしまった本人とその飼い主さんです。病気に罹ってしまってからでは遅いのです。あまり突飛な話(一言)には食いつかないでくださいね!

愛犬入院中!

Friday, July 8th, 2005

 我が家にはもうすぐ5歳になるチワワ(写真)がおります。子供を取ることも考えていなかったので早々に不妊手術(卵巣子宮全摘出術)をしようと思いながら4歳になってしまい、いい加減手術しようということになり本日手術を行い犬舎に入院しております。体重1.2kgの体格なので麻酔が平気かなぁ?と思っていましたが、新しい麻酔機が安全に呼吸を管理してくれていたので安心して手術を行うことができました。新しい麻酔機の試運転のような形になってしまいましたが、無事に終えることができてなによりです。

待ってました!

Friday, July 8th, 2005

 blogをはじめてこのページを読んでくれるのは飼い主さんがほとんどで、獣医さんは目にもとめてくれないだろうと思っていました。仮に読んでくれたとしてもコメントを入れてもらえることなど考えてもいませんでした。ところが2年目にしてやっとある先生からコメントをいただけました。イヤー、嬉しいことです。情報を提供するという点である程度一方通行になってしまうことは想像していました。そんな時に飼い主さんからいただくコメントは、ある意味応答があったようなものですからそれだけでも嬉しいものでしたが、同じ立場にいる方に共感のコメントをいただけるということはさらに嬉しいことです。これからこのblogを使うことでもっとたくさんの先生方と意見交換ができるようになると楽しいだろうなぁ!皆さん、文の最後にある“No Comments”というところをクリックしていただければコメントを書き込むことができます。たくさんのコメントをお待ちしています。

フィラリアのQ&A

Wednesday, July 6th, 2005

 この時期にフィラリアの予防薬を飲ませるということは、ほとんどの飼い主さんが実行されているかとかと思いますがフィラリアがどのように感染し体の中で成長しているかということまでご存じの方は少ないかと思います。今日はちょっとトリビアっぽい内容になるかと思いますが、少しでも参考になればとおもいます。

新たな一台!

Monday, July 4th, 2005

 当院では現在2台の麻酔機が活躍してくれています。1台は現在の病院をリニューアルしたときに購入したもの、そしてもう1台は永岡勝好先生(みなとよこはま動物病院理事長)からいただいた“bird mark 10”。どちらも今まで安全に手術を手伝ってくれた大切な“仲間”みたいなものです。そして本日、かねてから目を付けていた3台目の麻酔機が当院にやってきました。(写真中央)この麻酔機は体重を入力するだけで呼吸管理を行うことができ、麻酔ガスの消費量も抑えられるという優れもの。決して広くいない手術室なのでコンパクトということも導入にあたっての大きなポイントになりました。麻酔の濃度や呼吸の管理をしてくれる“麻酔医”のような機械、これで手術に100%集中できそうです。

股関節脱臼

Sunday, July 3rd, 2005

 股関節という関節が普通の生活をしていて脱臼することはまれですが、交通事故や強い外力が関節に加わると容易に脱臼してしまいます。また、先天的に股関節の構造が弱い場合(股関節形成不全やレッグペルテス症)ではさほどの外力がかからなくても簡単に脱臼してしまいます。私が今まで遭遇してきた股関節脱臼はほとんどが交通事故によるものか、股異形成のためにすでに抜けやすくなっていたもののどちらかでしたが、今回の症例は飼い主さんが誤って突き飛ばしてしまったために起こったものでした。さて股関節が脱臼してしまった場合、まずどうしたらばよいのでしょうか?