Archive for September, 2003
Tuesday, September 30th, 2003
blogを使ったホームページを開設して2ヶ月が経ちました。公のところに文章を書くにあたって今まで日常の臨床現場で気にしなかったことも、改めて調べなおしてみると発見があったり間違えに気づいたりと自分にとっても勉強になっています。またコメントでは皆様からの生の声を聞かせて頂くことで明日への励みになっています。 明日から10月、そしてホームページも3ヶ月目に突入します。これからも役立つ情報や獣医から飼い主さんへの本音のメッセージを提供できるようがんばっていきますので、皆様からのご意見や質問をお待ちしています。
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Monday, September 29th, 2003
なかなか治りにくい黒くベタベタした耳の汚れ、原因はマラセチアという酵母菌が原因のことがあります。ちょっと見た目にはただの外耳炎ぽいのですが、治療しているにもかかわらずなかなか効果がみられない場合にはこれを疑った方がいいかもしれません。ちょっと写真では見にくいかもしれませんが、この酵母菌はピーナツの様な形をしていますので動物病院で耳の汚れを染色して見せてもらうと発見できるかもしれません。 自分が経験したことがあるのはほとんど外耳炎としてですが、マラセチアは口の周りや指の間、肛門の周りに好んで住み着いているようです。なかなか頑固で判別しにくい皮膚病ですので、早めに鑑別診断をしてもらい適切なお薬を使うことで症状を抑えることができますよ!
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Sunday, September 28th, 2003
人間が年をとっていくように犬猫も年をとっていきます。しかも人間の5倍近くの早さで年をとっていくので、昨年平気だったことでも今年になったら体に応えることもあります。身近なところでは食生活に現れてくると思います。いつも食べていたものなのに下痢を起こしてしまったり、しっかり食べているにもかかわらず痩せてきているなど、体が要求している栄養が1歳年をとっていくたびに変わっていくからです。 もちろん何らかの病気で痩せたり下痢をしている場合もありますから病院で診察を受けることが必要になりますが、広い意味では老化も病気の1つです。お飼いになっているペットが今何歳なのか、そして人間の年齢に換算すると何歳になっているのか計算してみてはいかがでしょう。以外と自分より年上になっていたりするものですよ!
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Saturday, September 27th, 2003
15日に眼瞼内反症(逆さまつげ)の手術をしたゴールデンレトリバーが検診にいらっしゃいました。ついこの前まで涙でしょぼしょぼしていた目も術後の腫れも取れパッチリしました。大型犬種では逆さまつげも多いのですが反対の眼瞼外反症(目があかんべしたような状態のもの)も結構多いんですよ。どちらの状態でも目には悪影響(結膜炎や角膜損傷)を及ぼしてしまいます。もちろん目薬で状態を落ち着かせることも可能ですが、やはり重度なものに対しては手術してしまった方が経過は良いようです。 術後の経過が良好なこともうれしいですが、心配で曇りがちだった飼い主さんの笑顔がみれたことが何よりもうれしいですね!
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Friday, September 26th, 2003
患者さんとの会話のなかで患者さん側からこのコメントを頂くことがあります。患者さんとしては治ってほしいという一心でこのように聞かれているのだろうと思うのですが、獣医側とするとなかなか“はい、大丈夫ですよ!”とは言い切れないものなのです。もちろんちょっとした下痢や嘔吐ならば話は別ですが、重い心臓疾患や整形外科疾患では一度正常な状態のものから逸脱してしまった臓器や骨格がまるっきりもとの状態に戻るということはないのです。獣医的に言わせてもらうと、“日常生活をする上で正常な状態に近くすることならできます。”ということになります。 何か逃げ口上のように聞こえるかもしてませんが、これが本音であり事実だと思っています。だから“絶対に治らないなら治療しない。”なんてあきらめないで、少しでも症状を改善させてあげられるようにがんばってみませんか?治療してみないとわからないこともあるのですから。
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Wednesday, September 24th, 2003
抗生物質と言うと万能薬のように思われている方も多いかと思いますが、飲み方や使い方を間違ってしまうと治る病気も治らなかったり、症状をひどくしてしまうこともあります。過去にあった経験では、下痢なので薬を飲ませていたのですが全然治らないと言う患者さんがいらっしゃいました。飲んでいた薬を見せてもらうと抗生物質でした。下痢に限っていうと、便のなかにいるとひどい下痢を起こしてしまう細菌がいた場合その細菌に対して効果がある抗生物質を飲ませますが、それ以外の時には整腸剤(ビオフェフミンのようなもの)による治療のほうが効果があると思います。 動物病院でもらった薬が残っているから飲ませて様子を見てしまう方がいらっしゃいますが、症状によって薬を選んでいます。“これは抗生物質だからだいじょうぶだろう”と飲ませてしまう前に、かかりつけの先生にちょっと確認してみてはいかがでしょう。
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Tuesday, September 23rd, 2003
昨日の夕方に交通事故で猫が運ばれてきました。(骨盤がつぶれてしまい、両足とも骨折していました)来院したときにはすでに体も冷え切ってしまい、呼吸も荒く粘膜の色も血の気を失った状態でした。血管を確保し、ショック止め注射を打ち点滴をしながら何とか状態の改善を試みてみましたが、治療の甲斐なく亡くなってしましました。(おそらく膀胱破裂もあったのでしょう) この猫は道ばたでひかれてしまっていたようですが、これから寒くなってくると車の下はエンジンの熱で暖かいため、猫(時には犬も)が潜り込んでいることがあります。去年もこのケースの交通事故が結構ありました。お車を運転される方は走り出す前に車の下のcheckをお忘れなく!
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